
身近な人に、贈りたい。
美輪明宏さん。平和を語るに相応しいお方です。
戦争を体験していないのは、幸せなことではあるけれど、
深い痛みを、知らない。知りようがない。とも言えます。
ですが、この本は、とてもわかりやすく、さらに、
美輪さん独特の世界観で書かれています。
立ち読みでは、計り知れない部分が、あります。
この本は、本100冊読む以上の価値のある本です。

根本を知ることの意義
本書は戦争、そして平和に対してその根本を著者の経験を踏まえた上で語られた良書である
おそらく本書のような内容は非現実的で容易に受け入れることができないという方も少なくないかもしれないが、著者の嘘のない真実の主張に心動かされることは間違いないと私は思う
戦争について語るときにまず踏まえなければならないのは、現実論か理想論かといっ二項対立的なものではなく、(善良である)誰もが戦争を忌み、平和を望んでいるという根本についてである
著者は被爆という凄まじい体験をされている
戦争体験者が超高齢化し次々に亡くなっている現状からいえば、こうした著作を残して下さったことに我々後塵を拝す者達は感謝しなければならないのではないだろうか
本書は著者の慧眼から非常にわかりやすい口調で、諭すように語ってくれている
それ故、より多くの人、とくに小・中学生には是非一読してもらいたい
”戦争とは、あなたの愛する人が死ぬということです。”

情緒には情緒を
本書は、強靭な個を確立した著者による、
戦争体験にも根ざした、力強い反戦の書物です。
個々のメッセージは必ずしも裏づけを伴っているわけではありませんが、
薄っぺらな論理や知識の太刀打ちできない強さを備えています。
というのは、著者の言葉は、
私たちがもやもやと胸に抱いている、
平和への希求や善く生きたいという思いを形にしており、
また、近年広がりつつあるアブナイ空気を鋭く告発しているからだと考えます。
節操の無い「改憲論」や「核保有論」に気分を害する今日この頃、
胸のすく思いがしました。

美輪さんは母親だなぁ
私には子供がいないけど、美輪さんは沢山の子供がいて、その子供達が危ない道を再び歩むことがないように、道を照らしている母親。子供がどこかでお腹を空かせていまいかと心配している母親。出生していく息子に、憲兵から殴られながらも、「死ぬなよ!帰ってこいよ!」としがみついて見送る母親も、いろんな色の残り毛糸を集めて編んでくれた肌着が、セーラー服から少し出ているだけで殴り殺された少女、おそらくは子供に少しでも暖かい思いをさせようと、一所懸命に毛糸を集めて編んだ母親。「戦争とは、あなたの愛する人が【死ぬ】ということです」とは母親の言葉と私は受け止めました

家族にも読んでもらいました
今の世界を生きるのに、
とても大切なことが書いてあります。
戦争を体験していない日本人みんなに読んでほしいです。
小泉首相は読んでいるでしょうか・・・?
憲法のことや、政治家を選ぶ目のこと、
国民ひとりひとりの行動で、きっと戦争のない世界にすることが
できると思いたいです。
マスコミの情報には出てこない、嫌になってしまうような事実も
きちんと頭に入れておかないと、
間違った方向に進んでしまいそう・・・、
とこの本から教えてもらいました。
すぐ読める本です。
でも、後に残るボリュームはとても大きいです。