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遠野物語・山の人生 (岩波文庫)

遠野物語・山の人生 (岩波文庫)
発送:通常24時間以内に発送
発売日:1976-01
ランキング:80112
おすすめ度:4.5 | レビュー数:5
おすすめ度:5精霊に出会ふ道−−『遠野物語』と宮沢賢治を生んだ岩手の自然
皆さんは、遠野の自然が、どんなに美しいか、知っておられるだろうか?−−私が、初めて遠野を訪れたのは、1976年(昭和51年)の夏の事であった。夕方、誰も居ない五百羅漢を訪れ、それから、宿に向かふ野道を歩いた時、「日本にこんな場所が在るのか。」と思った事が、今も忘れられない。以来、私は、何度も遠野を訪れ、遠野の自然の美しさに、魅せられ続けて来た。 遠野は美しい。特に、秋から冬にかけての遠野周辺の自然の素晴らしさは、言葉で表す事の出来無い物である。誰も居ない晩秋の山道で、風がごうごうと鳴り、その音の中で、落ち葉が踊り、頭上を雲が流れて行く光景を見ると、宮沢賢治が描いた岩手の風景が、創作ではなく、リアリズムであった事に気が付く。そして、そこで数多くの精霊に出会ったと言ふこの本(『遠野物語』)の伝説が、現実の事の様に実感されるのである。 『遠野物語』を読んだ人は、是非、遠野を訪れて欲しい。−−秋から冬をお薦めする。−−そして、是非、遠野周辺の人気(ひとけ)の無い山を歩いて欲しい。そうしたら、山の木々が風に鳴る音の凄さと、その風に空を流れる雲の美しさに、言葉を忘れる筈である。そして、その誰も居ない山道で、『遠野物語』の伝説が、そこで起きた現実の出来事としか感じられなく成る筈である。 (西岡昌紀/内科医)
おすすめ度:5絶好の遠野観光ガイドとして利用したい本です
「遠野物語」本文は65頁に過ぎないが,文語体であるため,読みやすいとはいいがたい。が,1話1話が独立した短い話なので,サムトの婆の話(8話),郭公と時鳥の姉妹の話(53話),オシラサマの起源の話(69話)など有名なところを摘み読みしてみれば,遠野物語の豊穣な世界の一端を堪能することができよう。 基本的に実話(として語られている話)なので,遠野及びその周辺の具体的な地名が出てくる。82〜83頁に略図があるが,できればもう少し詳しい地図を用意して,どの場所での話かを追っていくと,なお理解が深まると思う。そうやって地図で確認しながら読んで,実際に遠野市に行ってみると,物語世界に直接触れることができたような気持ちになった。
おすすめ度:5さすがの傑作
『遠野物語』と『山の人生』が一冊にまとめられている。正直、この組み合わせはどうかと思うが、題材的には近いということなのだろうか。『遠野物語』はさすがに面白い。日本の民俗学の原点を見る思いだ。これだけ面白い本だったからこそ、日本民俗学の交流が起こり得たのだろう。わずか80頁の著作だが、読み応えがあった。『山の人生』は、素材を集めただけといった感じで、充分な整理・論究に欠ける。物語としても研究としても中途半端である。柳田の方法論を透かし見るという意味では興味深い。
おすすめ度:3物足りない!!
筆者がまとめた遠野地方の不思議な話。神隠し・河童などがでてきて日本昔話風。文章も昔風で、短いものが多い。しかし残念なことに、どこかで聞いたような話が多く、内容が物足りない!!私個人としては“宇治拾遺物語や今昔物語のほうが断然面白いよな~”と思いました。「山の人生」に関しては、(本人もそう書いてるけど)研究内容を纏めきらないうちに発表してしまった感じ。
おすすめ度:5面白かった
面白かった。初めてこういう古い文章を読んでみたけど、案外解りやすかった(大体は)。「遠野」は詩的で小さいお話みたいなんがいっぱい入ってて面白かった。「山」の方はちょっと堅かった。好きだったけど。それを読んでる自分が頭良いと思ってしまったけど。外人だからであろうか?
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