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メディア社会―現代を読み解く視点 (岩波新書)

メディア社会―現代を読み解く視点 (岩波新書)
発送:通常24時間以内に発送
発売日:2006-06
ランキング:83935
おすすめ度:3.5 | レビュー数:7
おすすめ度:2これからメディア論を学ぶ人向け
気鋭の歴史家、メディア研究者による新書なので 期待していたけど、 期待が大きかっただけに物足りない。 マスコミュニケーション研究が拡散した現在、 メディア研究の知見を使って 現実のデキゴトを説明する意図や その今日的意味は分かるけど、 新聞のコラムをそのまま載せただけになっている。 これは編集者への注文になるのかもしれないけど もう少し、まとまった論述をしてほしかった。 ただ、これからメディアやジャーナリズムについて 読み進めようとする人にはいいきっかけになる本。
おすすめ度:4現代は読み解けないが
著者が歴史学を専攻していたためか、カレンダー的思考があちこちに見られる。 年号・日付の記述が多く、世界史的な同時平行の視点もある。 書いてある内容は、ジャーナリズムとしてはごく一般的なものばかりだが、さっくりとまとまっているので読みやすい。 批判的論考・分析はあまりなく、全体的にコラムのような印象だ。 メディア論・ジャーナリズム史というよりかは、歴史家の語る現代社会論といった方がいいかもしれない。 歴史もジャーナリズムも、事実を知り真実を探るという点で同じ位置に立っている。 前者は過去に目を向け、後者は現実に目を向けている。 書かれる主張は目新しいものではないが、同じ位置に背中合わせに立っている学問が同居しているという点で、なかなか興味深い一冊となっている。
おすすめ度:3メディアの歴史的動向を網羅的に知ることができる
導入部分と、終了部分で現代の新しいメディアに関する記述があるものの、中心的な部分は戦中・戦後を中心としたメディアの位置づけを述べたもの。 メディアはどう扱ってきたか、また、脈々と流れてきたいわゆるメディアとは何で、昨今の佐田らしい動向のメディアおよびメディア企業との違いは何かを考えさせられます。
おすすめ度:4アカデミックにメディアをみたい人にオススメ
日本を代表するメディア研究者による、メディア時評集。 新聞連載のコラムをまとめたものであるため、単発時評の単調な連続にやや食傷気味。 編集過程で、より面白い読み物にする工夫ができたかもしれません。 どうも、読後に心にグッとくるものが乏しかったです。 佐藤さんの前著(『八月十五日の神話』ちくま新書、『言論統制』中公新書)の面白さ が圧倒的なだけに、やや残念だなぁと思ってしまいます(それも著者の才能ゆえの 感想かも)。 ただ、マクルーハン、ブーアスティン、T.フジタニ、リップマン、E.N.ノイマンなどなど、 メディア論の古典的研究を散りばめながら現代メディア評を展開しています。 そのため、メディアを真摯に研究する方にはかなり有益かつ贅沢な入門書となると思います。 理論を用いながら現実をみる!言うは易しで、なかなかやる機会がないですし。 その手ほどきを、佐藤さんに教わるといった点に本書の意義があるはずです。
おすすめ度:3ジャーナリズム論のコネタ集
京大教官の京都新聞に連載した原稿をブラッシュアップした著作。 メディア社会と言うタイトルから買ってしまいましたが、 単発のジャーナリズム論コネタ集という感じでした。 マクルーハンなどのいわゆるメディア論ではないので、 ここは注意が必要です。伝統的なジャーナリズム論に 著者独自の視点がやや加味された内容でした。 本全体としての一貫したメッセージ、主張というものはないが、 単発のコネタ集として読めば、時事問題もありまだ時期的に楽しめる。 ただ、反権力、反軍事、自分だけが気づいている視点などから もって行きたい結論が先行しがちで、そこにいたる論旨はかなり甘い。 岩波新書のクオリティからすると、ちょっとさびしい。
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