
入門書
戦争や戦争に関する周辺知識(軍隊・国防・兵器)を広く浅く解説した入門書。
戦争・軍隊初心者にとってはたいへん参考になると思います。ただし、誤りや不足も若干あるので、他のものと併せて読む必要があります。戦争の実態を知らないと有事の対応策を誤るという著者の意見はその通りで、戦争を肯定するにしろ否定するにしろ、戦争や軍隊について知っておくことは重要だと思います。
この著書で触れられていない「戦争の民営化」についてはP.W.シンガー『戦争請負会社』がお薦め。日本の国防や憲法九条については、由紀草一『軟弱者の戦争論』、辻内圭『憲法9条の逆襲』がお薦めです。

戦争、軍隊についての教科書を通して現代世界の常識を垣間見れる名著
戦争・軍隊組織等についての、ごく基本的な知識を、明快に整理して
判りやすく論述されている名著だと思います。
あくまでも入門編、という位置づけでしょうが、筆者にとっては、
目から鱗が正に落ちるような記述が並んでおりました。
例えば、「安全保障」と言う言葉は、これまで新聞やテレビ等でよく
見聞しておりましたが、思った以上に重大な意味合いを国際社会では
含有していること。初めて知りました。安保反対・安保反対と単純に
条件反射のように口走るだけでは、国際社会では生き残れないことが
よくわかりました。
新聞・ニュースで国際情勢を読み解きしていく上で、必需品とも言える
教科書的存在だと思います。ミギだろうが、ヒダリだろうが、なんだろうが、
是非ご一読いただきたいと思います。

軍事オタクのための本と言わないで・・・
この本を持って学校で読んでいたら「本当にお前軍隊オタクだな・・・」と言われました。まぁ自分が軍事オタクなのは認めますが、軍隊に興味もない人でも「機械化歩兵師団」や「パラジャンパー部隊」「ストライカー旅団」などSF映画みたいな名前を一度は聞いたのでは?「パラジャンパー」はあまり聞かないか・・・
戦後60年近くたった今、自衛隊を持っていても、軍に無縁の日本人、悪く言えば平和ボケには「こんなことがありえるのか!!」と思うかも知れませんがこの本に書かれているのが、軍隊の常識なのです。

まずはここから
軍事の各分野の基礎知識がふんだんに盛り込まれています。
戦車の正確な定義も把握していなかった私にとっては、目から鱗が落ちたような驚きに満ちていました。自衛隊の海外派遣、北朝鮮問題、憲法改正等の議論は、このような情報を踏まえた上でなされるべきであると思います。
また、新聞やテレビで上記のような問題が報道された時、この書籍に一度目を通しておいただけで、より現実的な捉え方ができるようになるはずです。特に7章の「現代戦の常識」は必読です。

軍事の入門書
反戦平和を叫ぶのは良い。しかし、軍事に関することを口にしただけで軍国主義者のレッテルを貼るのはどうかと思う。こういう風潮に長い間支配され、多くの日本人は軍事音痴になってしまったのである。そのため、以下のようなことを説明出来る人は少ないのではないか?■軍隊に階級が必要なのはなぜか■軍務上犯した罪を一般の刑法でなく軍刑法で裁くのはなぜか■志願兵性の方が徴兵制より民主的か■禁止事項列挙方式と許可事項列挙方式の違いこう言った軍事を語る上での基礎知識を身につける上で、本書は最適な一冊となるだろう。