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ユダヤ・キリスト・イスラム集中講座 (徳間文庫)

ユダヤ・キリスト・イスラム集中講座 (徳間文庫)
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発売日:2006-11
ランキング:5169
おすすめ度:5.0 | レビュー数:6
おすすめ度:5日本人には実感し難い一神教の世界を知る
日本人は一般に「宗教(問題)にうとい」と言われる。私などはその意味ではさしずめ典型的な日本人の一人で、日常的には宗教(団体、施設など)とは、その必要があるとき−−例えば葬式とか−−だけ、最小限つきあっていれば、それですむものと長年にわたって思ってきた。 そんなわけで、地球上には日本のそんな常識(?)とはまったくことなる原理で動く世界があることは漠然と知ってはいても(中東での長年の紛争とか、あの9.11の衝撃的な事件とか)、その原因や背景について、個別的・断片的な分析や解説を聞いただけでは、その対立の根本的な原因や経緯を理解することはかなり困難である。 今日、世界の人口の過半数は、ユダヤ、キリスト、イスラムの[一神教]の支配する世界の住人と言われる。一神教とは文字どおり「万物の創造主」たる唯一・絶対の神が世界を支配するとする教義で成り立つ宗教であり、したがって彼らが信仰する以外の“神”の存在を認めないとする、きわめて不寛容・偏狭で排他的な性格を有することになる。 このため、ユダヤ、キリスト、イスラムの3宗教は同じ一神教でありながら(あるがゆえに?)、それぞれが自己の信仰する神こそが正当なる(?)“神”であり、他は邪教であるとして、数世紀にもわたって深刻な対立と時に凄惨な虐殺を含む抗争を続けてきた。 本書は、私のような一般的日本人には実感することが難しいこれら一神教の世界について、それぞれの成立の経緯と教義の要点、さらに対立の根幹などについて、広く、かつ順を追って体系的に、そして何よりもわかりやすく解説したものであり、人類の歴史・文化のみならず、今日の現実の政治・外交・軍事などについて、宗教の存在がいかに深く関わっているかを認識する上で格好の手引書と言える。 何よりも好ましいのは、著者の井沢元彦氏が、これらいずれの宗教からも一定の距離を置いた客観的なスタンスで論を進めていることで、この点は、どの宗教かにかかわらず、外在的な立場から知識を得たいとする一般の多数の読者にとっては非常に有益な姿勢と言える。 一般に、ある宗教について客観的な知識や理解を得たいと思って、その当該の宗教に身を置く宗教家の著したものを読んだり話を聞いたりしても、有益な認識を得られる機会はほとんどない。それは、宗教家というものは、彼らが属する宗教の教義を当然前提として自己の属する宗教の美化や礼賛、あるいは自己弁護・合理化で論を構成するからで、この点については、本書に収録されているユダヤ、キリスト、イスラムのそれぞれの代表者(代弁者?)の主張にも明白に表われている。 宗教について広い博識と深い洞察を持つ井沢元彦氏にして初めて可能な、極めて示唆に富んだ有益な書である。
おすすめ度:5ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の相違点、共通点
第一部には、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教がどうのようにして生まれたかが書いてあるが、これが非常にわかりやすい。 第二部では、著者が各宗教の代弁者にインタビューを行っているが、著者の質問の仕方がうまく、代弁者もそれに真摯に答えているので、それぞれの言い分がよく判る。個人的な意見としては、懐の深さが一番足りないのはキリスト教のような気がする。 ユダヤ教・キリスト教に共通点が多く、イスラム教はそれらに比べるてかなり異質なものだと思っていたが、三位一体の否定はユダヤ教・イスラム教で共通するといった風に、そう単純でないこともよく判った。良書。
おすすめ度:5見えなかったコトが見えてくる
目から鱗とは、このことでしょう。 今まで理解できなかった事が、 解らなかった事が明確になり、 見えなかったコトが見えてきました。 それぞれの立場の人たちとの対談は、興味深かったです。 また、圧倒されたのは、本の最後に紹介された友人からの メール。ここでは書きませんが、興味のある方は 読んで見てください。 絶対お薦めの1冊です。
おすすめ度:5日本人が疎い世界の宗教の常識を知る良著
私自身、正月は神社に参拝し、結婚式はキリスト式に、葬式は仏教で.という宗教感覚に乏しい典型的な日本人であるが、そのような素人にも非常に解り易く一神教の歴史・主張を説いてくれている名著。正直、今までの自分の無知を恥じると共に目から鱗が落ちました。ありがとう、井沢センセイ!
おすすめ度:5ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の対立を分かりやすく説明
本来、人を救うべき宗教が、何故かお互いに反目し、殺しあってしまう。 この現実が各々の宗教原則と反目しないのかが長年の私の疑問であった。 本書は、著者による各々の代弁者へのインタビューを中心に展開する。 そもそもの原因が、各々の宗教の起源に内在するということを理解した。 インタビューを通して著者は、ニュートラルなスタンスでかなり突っ込んだ 質問をしている。ここに著者のジャーナリストとしての真摯な姿勢を感じた。
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